7月8日静岡市のあざれあで行われた平成30年度　静岡県歯科衛生士会主催　生涯研修会に治療部歯科衛生士の小澤と参加しました。

内容は「MFT（口腔筋機能療法）の実際」～MFTって何？同じ嚥下でもこんなに違う！！～。講師は大阪にある医療法人イノウエ矯正歯科　石橋クリニックで勤務されている歯科衛生士の住友真紀先生です。

MFTって聞きなじみが無いですよね。MFTとは筋肉の不調和を舌や口唇、頬などの口腔顔面筋のトレーニングをとおして整えていく療法です。一日の嚥下の回数は600回～2000回と言われています。歯並びは遺伝的なものもありますが、お口の周りの筋肉（口唇など）が歯列におよぼす影響も大きいのです。

講習では、実際に口腔習癖により矯正治療で手術が必要になった患者さんやお口のトレーニングにより歯並びが改善された患者さんなど症例を用いながらどういった介入をしたか学ぶことが出来ました。

実習では、実際に先生がクリニックで行われているトレーニングを練習しました。舌を尖らせたり、広げたり…舌ってなかなか思い通りに動かせません。

口腔習癖による矯正中や矯正後の後戻りの症例をみることでMFTの必要性を学ぶことが出来ました。実際のトレーニングも体験することができ、有意義な研修会でした。

予防部歯科衛生士　赤堀