今回の担当は当院に10年以上勤務し、大勢の患者様から厚い信頼を得ている主任衛生士の森さんです。勉強会のテーマは「メンテナンスを極めるために」です。

医療の現場では、「Cure」と「Care」という言葉が使われますが、「Cure」は主にDrが患者様へ治療を施し、治癒することを表す言葉です。「Care」は看護や介護する、歯科でいうと主に歯科衛生士が患者様へ健康維持のための予防管理を行うメンテナンスなどを表しています。

当院のメンテナンスでは、お口の中のクリーニングだけでなく、歯周病や虫歯、舌等粘膜のチェック、咬み合わせの状態や磨き残しの有無などを担当歯科衛生士が責任をもって診させて頂いてます。

メンテナンスは「Cure」治療ではないので、治療が終わっても健康維持、現状維持のために来院して下さる患者様とは長いお付き合いとなります。衛生士として、末永く患者様のお口の健康を守る為に日々の技術研鑽や知識の習得は必要不可欠であること。現在も大切ですが患者様の未来を見据えたメンテナンスを行っていくべきだという森さんの患者様に対する熱い気持ちがこもった勉強会でした。
私も予防衛生士として、身の締まる思いで聞かせて頂きました。
　
予防部　歯科衛生士　池田福佐代