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H25 9月の院内勉強会を終えて

本日12時より、病院2階スタッフルームにて恒例の院内勉強会が行われました。
今月の担当は予防部専属衛生士の池田福佐代さんで
テーマは「逆流性食道炎から酸蝕歯を併発した症例~酸蝕歯の問題点と改善策~」です。

歯が失われる疾患には、カリエス以外にもTOOTH WEARと呼ばれる、酸蝕症や咬み合せの力によるものや歯ブラシ等による機械的な力が原因のものがあります。
その中の一つ、酸蝕症について幅広く発表をして頂きました。
下図にあります様に、私達が口にするものには、歯が溶けてしまう酸性(pH<5.5)のものが数多くあります。

その中でも胃液はpHが1~2と大変小さい為、逆流性食道炎は酸蝕歯のハイリスクになります。

溶けてしまった歯は一層溶け易く、またカリエスも進行し易い為、治療は失われた部分の修復を行うだけでなく、患者様の日常生活に潜む問題点を明確にし、原因療法を考えることが重要です。
逆流性食道炎の患者様に対してより手厚い対応が出来るよう、スタッフ一同勉強することができました。

池田さん、発表お疲れ様でした。

医局部 戸塚悠