今月の院内勉強会は、予防部のリーダーで専属衛生士の池田福佐代さんの発表です。
テーマは「安全な医療の提供とは」。
日進月歩している医療において、進化しているのは医療技術だけでなく、それを根底から支えている衛生管理も一層厳密なものになってきていることを学びました。
衛生管理の重要な概念に汚染機材のリスク分類があり、血液が付着したクリティカルな状態か、もしくは血液には接触していないが粘膜や皮膚に接触したセミクリティカルな状態かによって滅菌を達成する手段が変わってきます。そのそれぞれについて、オートクレーブのクラスや消毒薬の種類・濃度、清拭の方法などを最新のエビデンスを元に丁寧に解説してくれました。
池田さんのリーダーシップの元、本日よりスタッフ総出で早速新しい滅菌システムが実用化されました。
患者様により安全な医療を提供したいという強い思いが伝わってきた、素晴らしい発表でした。
池田さん、お疲れ様でした。
医局部 戸塚悠