１０月８．９日の二日間わたり、米国歯周病専門医　中山吉成先生をお招きし、SRPセミナーを行いました。
今回で３回目となるセミナーですが、歯科医師　新人衛生士も加わり１０名での参加となりました。

初日は、歯周病治療に用いる器具の研磨を学びました。先生の器具はすべて細く研ぎ澄まされていて、患者さんに痛みを与えず、確実に歯石を除去できるのです。
器具を研磨することにより、使用方法に幅が広がり、長く使用することもできるようになります。
私たち歯科衛生士にとって、器具は毎日使う職業道具です。１本１本丁寧に研磨し大切に扱わなければなりません。スタッフも真剣そのもの　器具とにらめっこで研いでいました。

２日目は歯周病患者さんに協力していただき、実習形式で行いました。
まずは歯石の探知の方法から指導して頂きました。
すると、患者さんから　「そこそこ！」　　「そこに歯石があるね」　　「ザラザラしているね」など、どんどんみつかるようになりました。
いままで見逃していたわずかな歯石もわかるようになってきました。
歯石の取り方も力を入れることなく、痛みもなくツルツルに取る方法を教えていただきました。
ツルツルの歯面はスタッフのみならず、患者さんも感動していました。

その他に、フロスの使い方、患者さんへの声掛け、口腔内の説明の方法など多くのことを学ぶことができました。二日間という短い時間でしたが、とても貴重な実習ができ早速、臨床に生かしていこうと思いました。

中山先生、ありがとうございました。日々技術を磨き、次回先生にお会いできるときには、少しでも成長した姿を見ていただけるように精進していきたいです。
歯科衛生士　森智美