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すずかけの木通信 H29年4月号

花粉症の人は注意!
口腔アレルギー症候群

●口腔アレルギー症候群とは
花粉症の人が特定の野菜や果物を食べることによって口腔内に限局して起こるアレルギー症状です。
※特定の野菜果物摂取後15分以内に口腔内に症状がでます。

●主な症状
口、喉、唇:イガイガ・ヒリヒリ・かゆくなる。
※歯肉炎との鑑別診断が必要です。
重症になると
蕁麻疹やアナフィラキシーショックを起こします。

●症状が出た場合
子どもの場合小児科又は耳鼻科、大人の場合花粉症を併発していることが多いため耳鼻科へ受診してください。

原因
花粉に含まれるたんぱく質と同じ構造を持つ野菜や果物を食べることによってアレルギー症状が出ます。
また花粉の種類によってアレルギーの出やすい食べ物が区別されます。



花粉症患者が口腔アレルギー症候群を発症する率は

●スギ花粉 7~17%
●シラカンバ花粉 20%

※ラテックスアレルギーをお持ちの方も要注意です。
メロン、パパイヤ、マンゴ
イチジク、バナナ
パッションフルーツなど・・・

これらの野菜や果物の摂取によりアレルギー反応を起こします。
他科との連携が必要となります場合は紹介状をお書きします。

>>すずかけの木通信 H29年4月号(PDF)
>>すずかけの木通信 H29年4月号(PPT)