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すずかけの木通信 H29年6月号

妊婦の歯周病が早産に繋がる可能性があることを知っていますか?

<早産の原因となること>
・子宮頚管内無力症 ・妊娠高血圧症候群
・子宮の異常 ・多胎妊娠 ・子宮内感染など
・喫煙 ・飲酒 ・ストレス ・歯周病※

※歯周病は早産のリスクを5~7倍高めると言われています。
これは、一般的に妊娠中はやめた方が良いとされている、喫煙や飲酒などよりも高い数値です!


歯周病菌によって歯肉に炎症が生じると、炎症を防ごうと免疫機能が働きます。
この免疫機能は炎症を抑制するのとは別に、子宮を収縮させる「プロスタグランジン」 という物質の分泌を促します。
この「プロスタグランジン」が歯肉の血管から血液を介して子宮に到達してしまうことで、子宮を収縮させてしまい、早産を引き起こしてしまうのです。

早産となり、体重が2500g未満で産まれる子を「低出生体重児」と言います。
早くから母体と切り離されてしまうと、様々な機能が未熟な状態となってしまいます。
そうすると、体やこころ・お口の中にも発育・発達の遅れや障害が起こりやすくなります。
早産のリスクを少しで無くすように、歯科では定期健診や歯周病治療をお勧めします。

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