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H25 4月院内勉強会を終えて

本日、毎月恒例の院内勉強会が行われました。担当は歯科技工士の杉山さんです。
今回のテーマは「精度の高い技工物の提供」です。

虫歯一本治すのには様々な工程があります。
直接患者さんに施される治療は虫歯を削り、型をとり、最後出来上がった金属がお口の中に入ります。

その裏では型取りした石膏を流し模型を作り
蝋で本物そっくりに形を作り上げ
釜に入れて蝋が溶け、そこに溶かされた金属が流し込まれ、元々蝋で作られた歯の形と同じ形で金属が出来上がってきます。
その後、咬みあわせを調整し磨き上げ、そしてやっと患者さんに提供することができます。

簡単に流れを説明させていただきましたが、今回の発表で杉山さんは
精度の高い技工物を提供するにはこのひとつひとつの工程に細心の注意を払い、妥協することなく積み上げられてはじめて達成されるものであるとお話してくださいました。
精度の高い技工物を作成するのは技工士さんだけで成り立つものではなく
歯科医師による歯の削り上げる形
スタッフによる精密な型取りなどもとても大切な工程です。
一つの工程でも妥協が入ってしまえば、その技工物は不適合になってしまうということです。
全てがクリアしていなければ成り立たないということを教えて頂きました。

杉山さんは型取りのチェックポイントをとても細かく上げていただき、とても勉強になりました。
これを期に、さらに患者さんへ提供できる技工物が高度の物となるよう私達は妥協を許さず、
最高の医療の提供を出来るよう全力で参りたいと思っております!!

杉山さん、お疲れ様でした!!