今月も院内勉強会が開催されました。
演者は歯科技工士の杉山さんです。
技工物の作成は、患者様の歯をピンクの固まる粘土で型取りし、そこに石膏を流し込んで石膏の模型を作成し、それを元に患者様のお口の中に入るかぶせ物や入れ歯、ナイトガードなど様々な技工物を技工士さんが作成しています。
今回の勉強会では、実際のお口の中では噛み込むと歯は約100マイクロメートル沈み込み、さらに歯と歯の間も若干きつくなるそうですが、技工士さんは沈み込むこともなければきつくなる事もない、石膏で作られた模型に対して
沈み込むことを想定し、この患者さんは歯軋りをよくする人なのか…どのような噛み方をするのか…などプロファイリングして予測して作成しています。
1ミリ、2ミリ…の世界ではなく、マイクロの世界で戦う小さな規模の大きな世界で戦い、情熱を燃やす杉山さんを知る勉強会となりました。