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H29年 4月の院内勉強会を終えて

4月の院内勉強会の発表者は戸塚先生です。

今回のテーマは「顎関節症~患者に当院ができること~」でした。

当院に診える患者さんで、顎の違和感や不快感を訴える方は少なくありません。

今回の勉強会で、顎関節症は男女でも年齢によって症状が出やすい時期があることを教えていただきました。

特に25~29歳の女性に顎の音・痛みの症状が出る割合が高いとのことでした。

(音がする・・3人に1人 / 痛みがある・・10人に1人)

顎関節症は、顎関節の空隙がなかったり、歪んでいると発症してしまいます。

適度な空隙を確保し、歪んだ空隙を強制するために今、「ウェアラブル装置」という金属を使用したマウスピースがあるとのことでした。

しかし、多くのエビデンスの中には咬合は顎関節症と関係は無いというものもあり、顎関節症にはまだわからない・不確かなことが多いのが実際のところです。

これを使えば、全員が治るというものは無いということです。

しかし、顎関節症の原因として、ストレスや習癖が大きく関わっていることは多くのエビデンスに指摘されているとのことでした。

まず、一番大切になってくることは、ストレスや悪習癖の改善といったせいかつ習慣の見直しなんですね!!

多くの方が日々、仕事や家事など日々の生活に追われながら、悩みも多く抱えながら生活していると思います。いつの日か体に病気などの不具合が出る方も多いと思います。

この顎関節症もそんな”体の疲れている”というサインなのかなと思いました。

新しい発見と生活習慣を見るということ、とても勉強になりました。

ありがとうございました。お疲れさまでした。

DH 五十棲和香奈