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H30年 3月の院内勉強会を終えて

3月16日に行われました院内勉強会
今月の演者は、予防部専属歯科衛生士の瀬見かをりさんです。

テーマは「う蝕重症化予防に対するフッ化物取り扱いの見直し」

当院は厚生労働省から、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所に認可されており、う蝕予防に力を入れています。
その一環としてのフッ素塗布の予防効果は永久歯・乳歯問わず十分なエビデンスが有り、当院でも状況に応じて多種類の扱いがあります。

しかし、その予防効果を得るには、ある前提条件があります。

瀬見さんの担当患者さんで成功した症例と、想定通りにいかなかった症例の2症例を通して得られた結論はフッ素塗布はバイオフィルムの無い新鮮歯面に塗布して初めて本来の効果を享受出来るということです。

つまり、ご自宅で行う歯ブラシの精度に大きな影響を受けます。
真のう蝕予防とは何かを考えさせられる 発表で大変勉強になりました。
瀬見さん、発表お疲れ様でした。

医局部 戸塚悠