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H30年 8月の院内勉強会を終えて

今回の演者は副院長先生です。
テーマは「抗菌薬の考え方・使い方 最新版」です。

よく聞く抗生物質・抗ウイルス薬・抗真菌薬・抗寄生虫薬を抗菌薬といい、感染性の微生物をターゲットにする薬のことです。

この抗菌薬に抵抗する菌として「耐性菌」が世界でも拡大しているそうです。2050年には年間一千万人が耐性菌によって死亡するとう予測もあるそうです。

耐性菌は抗菌薬との接触回数が多いほど増えて行きます。
長期の投与や感染途中での使用中止、炎症消失後の使用や、殺菌できない低用量・低濃度での使用などにより増加していくそうです。

しかし、耐性菌は健康な人に感染しても何も起こりませんが、病院や高齢者施設等で耐性菌が原因となる感染が起こると、院内感染へと連鎖し、免疫力が低下していると死にもいたります。なので、抗菌薬は適切に使用すべきだと思います。

ただ患者様の症状によっては抗菌薬を出すこともあります。
他の医療機関でも抗菌薬が出ることもあると思います。
その際は使用方法をしっかりと守ることが、自分自身、周りの人を守ることに繋がると思いました。

すごく分かりわかりやすい内容で、とても勉強になりました。
副院長先生ありがとうございました。

衛生士 小澤