8月の院内勉強会の演者はデンタルコーディネーターの曽根さんです。
テーマは「がん治療を通して考える丸山歯科医院の使命」
日本人の死因となる疾病で第1位はがんになります。
当院に来院されている患者さんでもがんの治療中という方も多く、身近な疾病になっています。
では歯科とがんがどのような関係があるのか?というところです。
お口の中には細菌がいます。一番厄介なのが歯周病菌です。
ある研究では、歯周病がある人は健康な人に比べて14%がんになる可能性が高いという報告がされています。
またがんの治療である抗がん剤や放射線治療、手術をした際は免疫力が低下してしまいます。
その時期にお口の中の細菌や歯周病菌が原因で感染を起こしてしまうと術後の経過も悪く、入院が伸びてしまうこともあるそうです。
歯周病菌は口の中だけではなく全身に影響を与える怖い細菌ということです。
日本では痛くなったら歯医者へ行くという方がまだまだ多いです。
アメリカなどの先進国では定期健診を受けているのが70%に対し、日本は20%ほどという調査結果もあるそうです。
定期健診の重要性や歯周病が全身に及ぼす病気だということを、私たちは改めて伝えていかなければならないと感じた勉強会でした。
曽根さんお疲れ様でした。
衛生士 横山