９月の院内勉強会は、DHの横山さんでした。

「口腔細菌が死を招く　脳卒中編」というパンチのあるタイトルでした。

兼ねてから、
糖尿病や高血圧など様々な全身疾患の要因と言われてきている口腔内細菌ですが、
今回は、脳卒中との関係性について勉強させて頂きました。

脳卒中の恐ろしさは言うに及びませんが、
口腔内細菌の中でも歯周病細菌とう蝕細菌で菌血症になった場合、
その原因になる確率が高いのだそうです。

「菌血症」と聞くと特別な病気のように感じるかもしれませんが、
ブラッシングや歯のクリーニングでも、
口腔内に細菌が繁殖した状態では日常的に起こるものだそうです。

当院で勧めている３DSセラピーで説明させていただいている
「メタボリックドミノ」と言う考え方があります。
「口」は体に取り込まれるものすべての入口であり、
その入口で起こる「歯周病」や「虫歯（う蝕）」に罹患していると言う事は、
すべての病気の「未病」状態にあると言うものです。

「口腔細菌が死を招く」…決してオーバーな表現ではない事をお伝えしたいと思います。

横山さん、お疲れ様でした。

 

歯科医師　時森