今月の院内勉強会の担当は時森先生です。
テーマは「MRCとは～呼吸の確保、健全な呼吸の獲得～」です

呼吸には酸素が１番大切と思いがちですが、同じくらい大切なものとして、二酸化炭素があります。
二酸化炭素の濃度が呼吸を促し、血中の酸素を循環させるサポートをするため、
呼吸の本質は「血中の二酸化炭素のコントロール」と言われています。

呼吸の仕方も口呼吸ではなく、鼻呼吸をすることにより、
雑菌や細菌から粘膜を守る役割をし、異物の混入を防ぎます。
さらに横隔膜を刺激し、より大きく呼吸ができ、二酸化炭素の確保も促します。

姿勢も重要なポイントになっており、頭の位置が軌道を確保し、
口腔内では、舌により口の状態を支え、ほほの肉で歯を押さえています。

このような疾患の原因は、遺伝子の影響ではなく、その後の環境が、その時点での骨格を決めています。

治療を開始する場合は
・姿勢を見る
・水の飲み方
・発音
・レントゲン撮影 の4つを見ていき、患者様に合った指導をしていきます。

あくまでこの治療は患者様に理解していただき、Drと患者様で一緒に良い方向へ向かうようにするため、
意識づけは重要なポイントだと演説していました。

僕自身も口で呼吸する癖があり、今後はより乾燥していく時期になるので、
鼻呼吸を意識しています。
無意識にしている呼吸について再認識でき、とても勉強になりました。
ありがとうございました。

鈴木 零輝