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すずかけの木通信 H29年5月号

顎関節症の患者様へ

顎関節症は顎が痛い・口が開かない・顎から音がするの3つの主症状を伴います。

顎関節症は歯周の様に顎関節とは言わず、名前の最後に「」と付きます。
これは、顎関節症は原因を始めとした病態・治療が未だ確立していない症状であることを意味しており、1年以上の長期の経過が必要になることもあります。

しかし、増悪因子については解明が進んでおり、治療の第一選択は下記に挙げています。
日常生活における様々な習癖を見直して顎関節・筋肉の安静を図る「ホームケア」です。
心当たりのある動作は、出来る限り控えて下さい。

顎関節症の増悪因子

・大開口
例えばあくびをする際には顎の下に手を添えることで、顎関節や筋肉の負担を減らすことが出来ます。

・TCH
「歯列接触癖」と呼ばれるものです。
上下の歯が軽く接触している状態のことですが、この様な力一杯咬んでいなくても顎関節や筋の疲労の原因になります。
わずかでも上下の歯を離すよう意識することが大切です。

それでも改善が見られない場合には、咬み合わせの調整やマウスピースなど他の治療が有効になる場合があります。

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