今月の院内勉強会は、衛生士の森さんによる、「口腔バイオフィルム感染症と向き合う～自分の健康を守り、人の健康に寄与する歯科医院をめざして～」でした。

バイオフィルムとは、排水溝やシンクの三角コーナーにある、あのヌルヌルの事を言いますが、これと同じ構造なのが、口腔バイオフィルムだそうです！

アレと同じ物が歯についているのかと思うと、虫歯は勿論、歯周病や全身疾患の原因になってしまうのも妙に納得してしまいました。

「メンテに来ているのに、なんで虫歯になるの？」とショックを受けられる患者さんもいますが、しっかり磨いていても、この口腔バイオフィルムを完璧に除去するのは、とても難しいのだそうです。

磨き残しを赤く染め出す染色剤を使用し、染まった所を徹底的に磨いて口腔バイオフィルムを除去するコントロールが必要です。

染色剤を使用すれば、どこを磨かなければいけないのか一目瞭然なので、お家でも出来ますが、お口の中なので、自分に見えない箇所もたくさんあります。

なので、やはり３ヶ月に１度は歯科医院でのメンテナンスが必要不可欠だと思いました。

そのコントロールを続けて行き、前回や前々回のテーマの様な、食生活の改善をすれば、歯周病や、高血圧、糖尿病などの、全身疾患を予防することに繋がるのだと、今回改めて勉強することができました。

是非多くの方に知って頂きたい事だと思いました。

分かりやすく演説して頂き、ありがとうございました。

歯科助手　神谷